
「いい人止まり」から抜け出すには?
こんにちは。結婚相談所サムシングブルーの篠藤梨華子です。
男性からよくいただくご相談で特に多いのが、
「自分は優しいって言われるのに、なぜか“いい人止まり”で終わってしまうんです」
というものです。
優しさはもちろん大切です。けれども、優しさだけでは女性の心を大きく動かすことはできません。
安心できる存在にはなれても、恋愛や結婚の相手としては見てもらえないことが多いのです。
女性が男性に惹かれて結婚を意識するまでの流れを心理学の視点も交えながら、「いい人止まり」から抜け出すためのヒントをお伝えしていきます。
女性が男性に惹かれる3つの流れ
女性の心が動くには順番があります。まず大切なのは「安心感」。
これは外見の印象や初対面での振る舞いから生まれます。
髪や服装が清潔で、靴や爪がきちんと手入れされている。
話しかけやすい笑顔で、目を合わせながら聞いてくれる。
そんな態度があると「この人なら信頼できそう」と思えるのです。
心理学では「安全基地」と呼ばれ、人は本能的に安心を与えてくれる人に惹かれるとされています。
安心感があった上で、次に必要になるのが「特別感」。
いくら安心できても、そこにときめきや尊敬がなければ恋愛には発展しません。
普段は穏やかなのに、さっとリードしてくれる姿を見せたり、相手の意見を尊重しながらも自分の考えをはっきり伝えたり。
そんな“ギャップ”や“決断力”が女性の心に響きます。
「他の人にはない魅力がある」と感じたとき、女性は友達以上の感情を抱き始めるのです。
そして最後に「将来の安心」。
恋愛から結婚へと意識が変わるとき、女性は「この人と一緒に暮らして幸せになれるか」を冷静に考えます。
何気ない気遣い、堅実なお金の使い方、家族観や将来像を素直に語れること。
そうした行動や言葉から「この人となら落ち着いた温かい家庭を築けそう」と思えると、結婚を決意しやすくなるのです。
「いい人止まり」で終わってしまう理由
多くの男性がつまずくのは、この3つのステップのうち最初の「安心感」までは出せているけれど、その先が弱いという点です。
優しいけれど決断力がない。
相手に合わせすぎて自分が見えない。
恋愛感情を示すのが遅くて、気づけば友達枠に収まってしまう。
こうしたパターンが「いい人止まり」の典型です。
女性にとっては居心地はいいのですが、「この人となら恋愛したい」「結婚したい」とまでは感じにくいのです。
実際の事例
37歳のシステムエンジニアAさんは、まさに「いい人止まり」で悩んでいました。
真面目で優しく、女性からの印象は悪くないのですが、デートの行き先は相手任せで「○○さんの行きたいところに行きましょう」が口癖。
自分から提案して断られるのが怖くて提案できない。
LINEも受け身で、やりとりが途切れてしまうことが多かったのです。
そこで私からはまず、身だしなみの見直しを提案しました。
サイズの合った洋服を選び、清潔感を意識してもらうだけで印象は大きく変わります。
さらにデートでは「この前の話を思い出したから次は〇〇に行きたい」と、自分の意見を添えて提案する練習をしました。
また、完璧な話をしようとせず、仕事での小さな失敗談やそこから学んだことを短く伝えるようにもアドバイスしました。
こうした工夫を積み重ねた結果、Aさんは3人目に出会った女性と急速に距離を縮めることができました。
3回目のデートでは自然に手をつなぎ、6週目には将来の話が出るように。2か月後には真剣交際へと進展しました。
少しの工夫で結果が大きく変わることを、彼の成長を通じて私も改めて実感しました。
自分を少し変えるだけで未来は変わる
「いい人止まり」から抜け出すのに、大きなキャラ変は必要ありません。
安心感をベースに、ほんの少し“特別感”と“将来の安心”をプラスしていくこと。
例えば、デートの提案を自分からしてみる。
さりげなく頼れる場面を作る。
将来について、自分なりの考えを少し言葉にしてみる。
こうした小さな積み重ねが、女性の心に「この人となら結婚したい」という気持ちを芽生えさせていきます。
次回はさらに一歩踏み込んで、会話のコツやLINEのやり取り、デートの組み立て方など、具体的にどう行動すればいいのかを解説します。
サムシングブルーでは、こうした心理学の知識をベースに、男性一人ひとりの状況に合わせた実践的なアドバイスを行っています。
「なぜか恋愛に発展しない」「結婚を意識してもらえない」と悩んでいる方も、伴走型のサポートで少しずつ変化を実感していただいています。
そして初めての方には、無料相談を実施中です。
現在の悩みを整理しながら、これからの婚活の進め方を一緒に考えましょう。
今から行動すれば、クリスマスや年末年始は大切な人と一緒に過ごせるかもしれません。
興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
